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2010年5月

2010年5月25日 (火)

ヨーロッパ見聞録・1

ヨーロッパ見聞録・その1

●まず、クイズの解答。スエズ運河の通行料をお知らせしましょう。

(3)2000万円以上、でした。2100万円! 高いっ!

でも、アフリカ南端回りを思えば、安いのかも。

●砂漠、砂塵、むき出しの土が露わな道路と砂だらけの中近東を去り、

エーゲ海、地中海・ヨーロッパに入る。

 ところが、ギリシャは意外と緑が少なく、禿山ばかりだ。

 そこに、都市を人工的に石でもって創り上げたっていう感じ。

 はじめて見るアクアポリス、そしてパルテノン神殿は、

アテネの中心地の丘に聳え立ち、偉大な文明を感じさせたが。

●さらに、イオニア海を航海して、イタリア・ナポリの景観は

 さすがに素晴らしかった。

 「ナポリを見てから死ね」の景色を堪能した。

ナポリの造りの美しさは、バロック式教会のドームと城砦。

そして、2000年前ポンペイを滅ぼしたヴェズヴィオ火山。

青の洞窟があるカプリ島が浮かぶコバルトブルーの海。

これらの絶妙な組み合わせが美しい。

●それにしても、アテネ・ナポリの二つの都市で、

ガイドに何度も言われたのは、「スリ・カッパライ」の多さ。

私はすでにエジプトで出会っているので、気分としては

「エジプトよりひどい」ってホント?って感じだが。

実際、アテネの夕方の通勤ラッシュに乗り合わせてしまい、

財布や携帯を抜き取られたのが、結構いたらしい。

●ポンペイは、予想以上に進化した文明だった。

水道、公衆浴場、中央官庁街、床下暖房、壁暖房……。

各種店舗(喫茶店、パン屋、売春宿<これが又多いこと>等々)、

日本がまだ土器時代だった、今から2000年前、

すぐれた技術と生活水準を作りだしたローマ人に驚嘆。

ぺトラ遺跡、エジプトの神殿・ピラミッド、アテネの神殿も併せて、

人類の知恵の偉大さに改めて脱帽。

我々現代人はその知恵を受け継いでいるのだろうか。

●夕方、ナポリの街に散歩に出た。

いわゆる露店が、目抜き通りに出されているが、

Egyptなどと違い、ワンダラー、ワンダラーと寄ってこないのがいい。

もっとも不法商売らしく、

polisが近づくと慌てて「店」を畳み、逃げ出すシーンがあり、他人事ながら面白かった。

又、立派な体格のStreet musicianがいい声でカンツォーネを歌っていて、

思わず聴きいってしまった。

●劇団PeaceBoatはますます好調。本番を太平洋上、横浜到着寸前と思っていたが、劇団員40名弱の意気に圧され、数回の公演を考えるようになった。6月9日に行われる第69回クルーズを記念しての「69フェスタ」でミニ公演を第2回として行い、第3回は朗読、第4回は講談特集、そして打上げ公演をお芝居で締める! いやあ、打上げが何度もできて、とても楽しい。

●船内生活は、一大文化スポーツセンターみたいなもので、

シャンソン・合唱・カラオケ・うたごえ喫茶、

卓球・バスケ・空手・スロージョギング・ウオーキング・フットサル、

三線・ハーモニカ・STOMP・和太鼓・ウクレレ・

囲碁・将棋・チェス・麻雀・

ダンス系は社交ダンスにsalsa・エアロ・ヒップホップ・ベリー・アイリッシュ・

阿波踊りに郡上踊り・白鳥踊り、

太極拳・ラジオ体操・ヨガ・自彊術・体操と呼吸法、

般若心経を読む・茶道・書道・似顔絵・俳句・短歌、

語学は、英会話・スペイン語教室・ハングル・

映画会やビデオ上映会、

そして、環境問題や国際問題、平和問題の専門家による講座などなど

更には、県人会から夕陽に叫ぶ会まで、なんでもあり。

先日、船上大運動会が4組対抗で行われたが、

そういう船をあげてのイベントも、次から次へと企画され、

如何にチョイスするかが悩みの種。

●又、船内には、ちょっとした図書館もあり、プール・ジャグジー、

 生演奏付きのバーもあり、そこで毎日朝からビールを飲んでいる御仁もいる。

キリンビールしかない自販機の前で呑んでいる自称キリンクラブのおじさんたち。

 大浴場が無いのが、ほんとうに残念だ。

●船は、地中海をあとにして、ポルトガルの西を北上して北スペインに向かっている。途中、グリニッジ子午線を通過。通過の瞬間は、デッキで万歳をして、お祝いをしたのであった。

●ということで、夫婦共々、楽しく元気にやっております。

2010年5月15日 (土)

ソマリア沖~地中海へ

53

船内は、祝・憲法誕生日イベントがいっぱい。

「日本にいたらゴールデンウィークの中の一日で終わってしまう憲法記念日が、PeaceBoatの船に乗っているからこその53日になった」という声が聞こえる。

卓9大会、

そして夜は、MUSI9 FESTA。

スライドに始まり、名古屋PeaceBoatセンターに伝わる「9条ダンス」。

10人ほどの若者が船内で稽古を積み重ねてきで披露。

素晴らしかった。いつか平演会の舞台で踊りたい。

続いて、わが劇団PeaceBoatによる群読『日本国憲法』。

以前、東海音声表現研究会を中心に演ったものを短くして、上演した。

観客の皆さんが実によく集中して聴いてくれて、

またもやおいしい酒が呑めた。旗揚げ公演、大成功。

56日(木)

午前030頃、突然何語か分からない放送があり、船が大きく左右に傾いて蛇行航行を始めた。

廊下の雰囲気からも緊張が感じられる。

だいぶ経って日本語放送があり、不審船2隻が接近してきたため、蛇行運転を行って振り切った。安心をとのこと。

翌朝、船内はそのことで持ち切りで、あることないこと噂が満載。

船は150mまで接近していた、銃声を2発聞いた、いや20発ほどだ、火柱があがった、こちらからも応戦した=つまりPeaceBoatは武装している、廊下に出たらCREWが救命胴衣を着て走り回っている(これは事実)ので、自分も着た、私は荷造りを始めた、などなど。

真相はどうだったか、のちに公式発表があった。

ソマリアとアラビア半島に挟まれたアデン湾の中間地点のあたりで、不審船に追いかけられたが、ジグザグ航行して振り切り、NATO軍に連絡したところ、その後ギリシャの軍艦に逮捕されたんだって。

海賊が去って紅海に入ったら、毎日のようにイルカが歓迎に現れる。

時には20匹以上、5分以上の長~いショーを繰り広げてくれる。

510

ようやくEgypt Safagaに到着。

ちいさな港街だ。

今日は何の予定もないので、午前中、街を散策する。ほんの1時間半散歩しただけで、あまりの暑さに(湿気はないのだが、熱風が吹きぬけるとおそろしく暑い。長袖・長ズボンが正解なのだが、暑い。)

翌5月11日。

近くのリゾートビーチ・ハルガダへ。海がとてもきれい。エメラルドグリーン色の海が広がる。日本人はあまり行かないが、欧米人はよく来る有名なリゾート地だそうな。

事件はそこで起きた。

男が長い布を買えと寄ってくる。

変な布だし、しつこいなと思いながら、NO!NO!と言っていて、

ふと気がつくとたすき掛けにしていたカバンのチャックが空いていて、財布が無い!

あいつだと思ったものの念のため財布を探しているうちにそいつの姿を見失い、

バスに戻ろうとして、ふと後ろを見ると、その男がいるではないか。

あっと思うと、逃げていく。

バスに戻り、ガイドに顛末を話し、船に連絡を入れて、クレジットカードを止めるよう要請していると、もう1台のバスガイドが我が財布を持って呼んでいるではないか。

クレジットカードが中に入ったまま、現金だけ抜き取られて返ってきたのだ。

????

まあ、怪我もせず、カードも無事で、ほんの少しの被害で済んで、不幸中の幸いということか。

クレジット会社への連絡を手配し、1件落着であった。

スリの手口を実地に学んだ授業料は5~10ドルであった。

次からは、騙されないぞ!

5月1213

ヨルダンのアカバから死海へ。

海抜マイナス400m!にある。

塩分濃度20度以上の文字通りのDead Sea

とてもしょっぱく、目に入ったら直ちに洗わねばならない。

いやあ、見事に浮かぶ。とても不思議な感覚。

Photo

浮き過ぎて、バランスが難しく、

妻は本を持って入り、見事に本もろともひっくり返った。

泥パックもあり、浸かったあとは、お肌スベスベ。

openから1年しか経ってない美しいホテルで、半日過ごし、

思わぬリゾート気分を味わう。

だが、対岸にはパレスチナ西岸の山々が連なり、中腹にはエルサレムの灯がみえる。

アカバと死海への道路では、軍隊の検問があり、

首都アンマンには、パレスチナ難民キャンプがある。

国家・民族・宗教で対立・憎悪・報復を増幅する人間とは何なのか。

のんびり過ごせていいなあ、だけでは済まされない……。

515

600スエズ運河に入る。

ファラオの時代から構想され、

レセップスが作り、

その後拡張されたスエズ運河は12万人もの死者を出して完成したのだ。

長さ162km、幅が意外と狭かった。

スエズ運河を1日かけて通行する。

38000tのわがオセアニック号の通行料はいくらでしょう。

(1)1000万円以下

(2)10002000万円

(3)2000万円以上

2010年5月 2日 (日)

A:船内生活

4月26日から1週間ほど、日本を出てから2週間以上が経とうとしている。
まだインド洋航海の半分だ。
寄港しない時の自分のスケジュールがほぼ固まってきた。
のんびり時間を忘れて楽しむ船の旅はどこへやら、
まるで高校か中学に戻ったような日課になってしまった。

朝、起床は5:30。
(1)太極拳   6:00~6:30
(2)ラジオ体操 6:30~6:45
(3)ヨガ    6:45~7:25 or モーニング・ティ

朝食後

(4)桂枝雀の落語(DVD)を聴く 8:45~9:30 
   毎日お題が出て、その答えを考えるのも楽しい。
   ちなみに、ある日のお題は「いるか」で、私の答えは「お化け」。
   その心は「いるかいないか分からない」
(5)企画ひろば 12:45 「自主企画」の場所取りをする。
(6)劇団PeaceBoat 14:00~15:30 順調に滑り出した。
  メンバーも30人ほどが集まりつつあり、
  「講談部」「朗読部」と合わせて、毎日どれかを開講しているが、どれも好評。
  場所取り部・演出助手部・会計部など、運営の手助けをしてくれる人も
  10人ほど申し出があり、その積極性にたじたじ。

夕食後

(7)三線 20:00~21:30 6月23日沖縄デーにむけて「涙そうそう」の稽古。
  なんとか弾けそうになる雰囲気が……。
(8)STOMP 21:30~22:00 やりたいと始めたギャル2人がリーダー。
  心意気に惚れてメンバーになった。さあ、うまくできるようになるか。
(9)明日5月3日の憲法記念日に合わせて、PeaceBoatの船の上では、
   9条誕生日を祝う趣旨でイベントをやろうと企画が盛り上がり、その実行委員になる。
  そのミーティングが以上の日課の合間合間に入る。
  その3日には、劇団PeaceBoatによる『群読・日本国憲法』を上演することになり、
  昨日5月1日は、その稽古始めとなった。
  誰が読むか台詞割を決め、さっそく声を出して読んでみる。
  面白い。さまざまな地方の方言が混ざり合って、個性豊かな朗読ができそうだ。
  みんなで声を合わせるところは工夫が要りそうだが、
  一人が読むところは、あえて地方アクセントそのままで読む。
  昨日は、稽古始めを祝して、夜、懇親会を初めて開催。at居酒屋「波へい」。
  いやあ、個性派揃いだ、改めて感心。楽しくなりそう!!

朝日が昇るのを見ながら一日が始まり、夕日が沈むのを楽しんで夕食。
20100430_1840502 インド洋に沈む夕日。
これが海の旅なのだ。
毎日、海の色が変わる。
緑になったり、深緑、紺、青、青緑と実に微妙に変わる。
妻はクジラの雄姿を見た!なのに、私はまだクジラの潮吹きを見ただけ。
イルカはもちろん、ウミガメを見た人もいるというのに。

B.次から次へと友達の輪

ベトナムのダナン(中部の小都市)に、女子学生のfriendができた。
ダナンで、現地の青年との交流をしたのだが、ナント!
ペアを組んで、市内を案内してくれるのだ。
私のパートナーが、20歳の大学生TAOちゃん。
彼女の運転するバイクの後ろにまたがって、市内を巡った。
そのTAOちゃんとメルアド交換したら、その日・次の日と矢継ぎ早にメールが届いている。たどたどしい英語でメールを返すと、すぐ返事が戻ってくる。
TAOちゃんとメール交換するのも日課の一つとなりつつある。
ああ、もっと英語ができたなら! そう痛感する。そこで、
GET(英会話教室)のopen classに通うことにし、簡単な会話を習い始める。
船の中は日本語/English/インドネシア語(crewにはインドネシア人が多い)が入り乱れる。

C.仲間のフォローと励ましに涙。

事件が起きた。
講談の1回目が終了して、残った人たちに、張り扇の叩き方を指南していたら、
これからやる講談の原稿が神隠しにあってしまった。
忽然と姿を消してしまった……。
すぐ伝言板に「間違えて持っていってませんか」張り紙するも出てこない。
まいった。
急遽、名古屋の講談塾のIさんにメールする「Help!」
彼女はすぐ対応してくれ、Kさんに連絡を取ってくれて、彼から原稿が届き、
なんとか続けられることになった。
又、劇団PeaceBoatの面々からは、会うたびに心配やら励ましの言葉をいただく。
私は、本人が気付かないで誰かの書類の中に間違えて入れられていると信じているが、もし誰かが意図して持って行ったとしたら、その人は、何か大きなものを失ったと思う。
それにひきかえ、私は、ナント大きなものを得ることができたか。
Iさん、Kさんをはじめとする講談塾のみなさん、
劇団PeaceBoatのみなさん、
私は、周りのみんなに支えられてはじめて生きていけるということを文字通り実感した。
ありがとう!!!
みなさんに支えられて、得難い旅を今私はしている……。

さあ、今から『群読・日本国憲法』の稽古だ。

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