フォト
2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 2010年2月は・・・ | トップページ | 戯曲を読む会 2種 »

2010年2月24日 (水)

リーディング・カフェ初体験

リーディング・カフェなるものが浜松で開催されるというので、参加してきた。
実家が浜松なので、ついでにしばらく不義理している実家に顔を出そうとの魂胆。

それは、先日の「声を出して戯曲を読む会」に出席された静岡芸術劇場SPACの役者O氏の紹介で知ったのだが、要するに、SPACが展開している「古典戯曲を読む会」の喫茶店版で、休憩時にお茶が付いてくるというもので、女性会館のような会議室でやるのとは違う、暖かな雰囲気がまず良かった。(会場そのものは、石油ストーブで寒かったのだが)
集まったメンバーは、実に多彩。芝居とは全く縁のなかった大学生から学芸会以来初めて大きな声を出してセリフを読んだという人、プロの役者・朗読者・ラジオのパーソナリティ、母娘等々。女性が圧倒的かと思ってたら、意外に男性も1/3ほど。約20人ほどの賑やかな会だった。
読んだのは、こんど6月にSPACが演る『ペール・ギュント』。5幕構成なのだそうだが、用意された台本は、2幕まで。グリーグの音楽がとても有名でメロディを思い出す人も多いだろうが、これはイプセンの初期の作品。
女性の自立を描いた『人形の家』など社会派で知られるイプセンだが、初期は違っていたらしく、破天荒な嘘をついたりする暴れん坊で女にモテモテの主人公、ペール・ギュントが、エジプトやら世界中を旅する、荒唐無稽の物語なのだ。
今日用意されたところだけでも、空を飛んだり、くねくね入道などの精霊が出てきたり、ハチャメチャで、それを役を交替しながら、読んでいった。

たった2時間だったが、実に楽しく、面白く、新鮮であった。
まず台本との初めての出会い。
それを読む20人余との初めての出会い。
そして、それぞれの個性や人生が滲み出る、読みそのもの。

今、あちこちで、朗読や音読が盛んに行われているが、この集りのいいところは、全く「演技指導」が無いこと。
芝居はもちろん、朗読でも「発表」が予定されることが多いので、演出家や演技指導者から「ダメ出し」と言われる「演技指導」がなされ、それで緊張したり、いやになったりする人がみえる(これは名古屋弁)のだが、それが一切無し! それぞれ、ただただ自分の捉えた感性で読んでいくのだが、だからこそ剥き出しにされる、まるごとその人が面白く刺激的だった。

これからの私の芝居創りの方向性を大きく広げてくれた、浜松リーディング・カフェだった。

« 2010年2月は・・・ | トップページ | 戯曲を読む会 2種 »

芝居」カテゴリの記事